セラピーホーストレーニング

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【I】セラピーホーストレーニングにおける「4つのキーワード」
「調」 「伝」 「褒」 「尊」
調(ちょう)・・・調(ちょう)とは調べるという意味です。
調べるとは馬を「観察」「推察」「洞察」「査察」することを指します。
伝(でん) ・・・伝(でん)とは伝えるという意味です。
調べたことを「教える」のではなく「伝える」ことを意味します。
褒(ほ) ・・・褒(ほ)とは褒めるという意味です。
「伝える」には「褒める」ことが大切です。
尊(そん) ・・・尊(そん)とは尊敬するという意味です。
「調べ」「伝え」「褒める」には「尊敬」することが大切です。
セラピーホースの調教の基本となるのは「調」「伝」「褒」「尊」の4つのキーワードです。
【II】セラピーホーストレーニング
人に従順で決して危害を与えることのない「安心・安全」な馬をグリーンバレーではセラピーホースとよんでいます。1)「安心・安全」な馬、セラピーホースとは?
車に例えると?
≪危険な車≫
・ブレーキが利かない。
・ハンドルが利かない。
・勝手にスピードが上がる。 ・・・など
≪安全な車≫
・スムーズにブレーキが利く。
・スムーズにハンドルが利く。
・アクセルを踏んでからスピードが上がる。 ・・・など
☆ 馬にも車と同じことが言える。
「安心・安全」な馬、セラピーホースとは?
・スムーズにブレーキが利く。
・スムーズにハンドル(手綱)が利く。
・決して勝手にスピードを上げない。
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物音などに動じない馬 ⇒馬は車と違い自分の意志、生き物としての本能を持っている!
2)馬の本能とは?
馬は草食動物 ⇒ ≪自然界では狙われる立場≫
・馬が持つ唯一の武器は速く走る足。
・逃げるために、物音などに対してとても敏感。
・群れを作って、身を守る。
馬は外敵から身を守るために大きく分けて2つの本能がある。
(1)逃げる
(2)群れる
群れの中での馬の行動はとても落ち着いていてリラックスしている。
群れの中では群れを統率するリーダー(ボス)が存在する。
馬はリーダーを求め、群れの中、つまり安全な場所にいたいと思う本能がある。
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セラピーホースになるためには?
馬はリーダー(ボス)の存在が不可欠で、リーダー(ボス)のそばにいる馬の行動はとても落ち着いている。 セラピーホーストレーニングで大切なことは、馬にとってのリーダー(ボス) つまり安心できる存在が人間であればよい。
3)馬にとってのリーダー(ボス)とは?
あなただったらどんなリーダーについていきたい?
例) ・頼りになる人。
・やさしい人
・意志の強い人
・一貫性のある人 ・・・など
馬が人をリーダーとして認めるためには?
一貫性のある行動が重要!!
一貫性のある行動 ⇒ 「プレッシャー(緊張)&リリース(緩和)」
4)「プレッシャー(緊張)&リリース(緩和)」とは?
≪「プレッシャー&リリース」の一例≫
円馬場で馬と人が一頭と一人きりになった時、馬は人から逃げたくてお尻を向けてくる。
その時にヴォイス(ぜっこなど)や手の動きを使って馬を追う(プレッシャー)。 馬は最初、人から逃げて、円馬場の外を走り回るが、円馬場の中では人から遠ざかることはできない。 そのため、馬は人に対して頭を下げたり、口をくちゃくちゃさせてたりして“ごめんなさい。”に似た行動をとる。 その時、ヴォイスなどのプレッシャーをやめて、馬に背中を向ける。 すると馬は人の方へ頭を向け、そばに寄ってきたりする。 そばに寄ってきたら優しく撫でてあげる(リリース)。 この「プレッシャー&リリース」の行動を一貫して行うことで、馬は人をリーダー、安心できる存在と認めるようになる。
5)セラピーホースのための判定基準とは?
ここまではセラピーホーストレーニングを実践するにあたっての基本的な馬と人の関係を説明しました。では、具体的にどのような基準項目を満たした馬がセラピーホースとなるのでしょうか?
≪セラピーホース判定基準例≫
(1) 馬の方から人へ興味を持って寄ってくる。
(2) 馬のどこを触っても蹴らない、噛まない。
(3) ホルターを素直に受け入れる。
(4) リーディングに素直についてくる。
(5) ビニール袋や鞭などの音や動きに動じない。
(6) 鞍やハミを素直に受け入れる。
(7) 騎乗の際に静止できる。
(8) 騎乗者の指示にあわてず素直に従う。 ・・・など
6)まとめ
これらのことをもとに馬の本質を理解することで、馬と人は健全な関係を築くことができます。
馬と人が健全な関係を築くことで「安心・安全」な馬、つまりセラピーホースが自然と出来上がるのです。
セラピーホースの基準を満たした馬であれば、それがたとえ競走馬や乗用馬、ブリティッシュ、ウエスタンどちらであっても、よりハイクォリティーなことを馬は行うことができるはずです。

グリーンバレーはどの馬産業のカテゴリーにも関係なく、全ての馬が「安心・安全」な馬、セラピーホースであるべきだと考えています。



